「IRカジノ誘致と大型公共事業継続・呼び込み事業など安倍政権の横浜版予算編成」横浜市2020年度予算案の概要と評価
2020年2月11日
市民の市長をつくる会事務局長
菅野隆雄
はじめに
1月29日林市長は2020年度予算案を発表しました。中期計画の折り返し予算で、IRカジノ誘致と大型公共事業継続・呼び込み事業の予算編成が特徴です。予算規模は全会計総額約3兆6060億円(対前年度比―2、7%)一般会計約1兆7400億円(対前年度比―1,2%)。市税収入は65億円増加とし、個人市民税は139億円増、法人市民税は116億円減です。歳出ではIRカジノ、高速道路・港湾整備の公共事業や大規模公園整備。子育て関係や公共施設の営繕などに大きな予算を振り分け、引き続きの国家戦略特区利用やPFI制度利用など安倍成長戦略の横浜版です。歳出の施設整備費は約2016億円となり不要不急の大型公共事業です。